by HIMAWARI
交通事故
足根管症候群
★足根管症候群とは
まず足根管とは、足根の足底面で足根骨と屈筋支帯により構成されているトンネルのことです。足根管症候群とは、何らかの原因でこの足根管の内圧が高まり、足根管内に存在する脛骨神経が圧迫されて、しびれ感や疼痛が引き起こされる疾患のことをいいます。交通事故では、果部や距骨、踵骨の骨折および脱臼などが原因で発症します。
★症状
症状としては足底部の痛みやしびれ感があります。圧迫を受けた神経領域へ放散する痛みや焼けるようなピリピリする感覚などの知覚障害を生じます。また、痛みは夜間痛や、立ったり歩いたりなどの運動時に認められます。症状が悪化すると指先まで痛みの範囲が広がります。他にも、母趾球の萎縮なども起こります。安静にしていると痛みが和らぐこともありますが、休んでいても痛みが続く場合もあります。
★治療
治療は原則として保存的療法が行われます。温熱療法や電気刺激療法などのリハビリテーションが行われます。また薬物療法なども行われます。炎症を抑えるために神経ブロック注射も行われますが、効果が見られない場合は手術を行うこともあります。予後は良好です。
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