by HIMAWARI
交通事故
脳ヘルニア
★脳ヘルニアとは
脳ヘルニアとは、頭部の外傷によって起こる血腫や浮腫により、頭蓋骨の内圧が高まることで脳組織が押し出されることをいいます。押し出された脳は深部にある生命維持中枢を圧迫し、呼吸や心臓の機能を損ないます。処置が遅れると、最終的に死に至ります。
★症状
初期症状としては意識障害と瞳孔の異常です。脳に障害がある方の瞳孔が開き、対光反射(光に対する瞳孔の収縮の反応)が消失します。この時期を過ぎると呼吸に異常が発生し、瞳孔の異常は両側になります。また、痛みの刺激で手足を突っ張る姿勢(除脳姿勢)を示すこともあります。さらに進行すると呼吸が停止し、治療を行っても救命の可能性は極めて低くなります。次いで脈が乱れ、血圧が低下し、最終的には死に至ります。
★治療
初期症状の瞳孔の異常が見られたら、治療は一刻を争います。脳ヘルニアの原因に対する治療が優先され、血腫があれば開頭血腫除去術が行われます。しかし、生命維持中枢の機能が失われた場合は、手術の危険が高いため、開頭手術が行えない場合もあります。血腫がない、または少量の場合は薬物療法が選択されることが多く、頭蓋内圧亢進に対する脳圧降下薬の点滴が行われます。また頭蓋内圧亢進に対して特殊な治療法としてバルビツレート療法や低体温療法があります。頭蓋内圧亢進に対して外減圧術が行われることもあります。
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