by HIMAWARI
交通事故
DIC(播種性血管内凝固症候群)
★DIC(播種性血管内凝固症候群)とは
DIC(播種性血管内凝固症候群)とは、さまざまな重症の基礎疾患(外傷、悪性腫瘍、産科的疾患)のために過剰な血液凝固反応が起こることで生体内の抗血栓性の制御能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向のみられる病気のことをいいます。基礎疾患の悪化に伴い、生体内の抗血栓性の制御をはるかに超える大量の凝固促進物質が血管内に流入することよりDIC(播種性血管内凝固症候群)を発症すると考えられています。帽状腱膜下血腫と合併して起こることもあります。
★症状
DICでは、全身に多発する血栓形成に伴って血小板や凝固因子の消費・欠乏状態を起こし、皮膚の紫斑や点状出血、下血、血尿など全身の出血傾向を生じます。また、多発する微小血栓のために虚血性循環障害を生じ、さまざまな臓器症状(腎臓では乏尿、無尿。肺では呼吸困難。消化器系では急性潰瘍による下血。中枢神経系では意識障害など)を生じ、進行すると多臓器不全で死に至ります。
★治療
原因となる基礎疾患の治療が重要になります。また、基礎疾患により起こされた過凝固状態を制御するために投薬による抗凝固療法を行います。また出血傾向が顕著な時は、抗凝固治療を十分に行いつつ、血液成分補充(補充療法)が行われます。
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