by HIMAWARI
交通事故
外傷性硬膜下水腫
★外傷性硬膜下水腫とは
外傷性硬膜下水腫とは、外傷によりクモ膜が断裂し、クモ膜と硬膜との間に髄液・血液・浸出液などが貯留することをいいます。水腫が出現するのは受傷してから数時間から数日たってからです。水腫は初期には増大しますがやがて安定します。また、減少し消失することもあります。しかし、数週間から数か月後に慢性硬膜下血腫に移行することがあります。
★症状
髄液や血液・浸出液が増え続けると周囲の脳を圧迫し、脳圧が亢進します。それにより、激しい頭痛、嘔吐、片麻痺、意識障害が起こります。また、慢性硬膜下血腫に移行すると、しびれ、痙攣、失語症、精神障害(認知症)などの症状が現れます。
★治療
脳に水(髄液など)がたまり続け、水(髄液など)が血腫になった場合は、手術が行われます。脳室にチューブを挿入することで、脳脊髄液とともに脳室内の出血を取り除く脳室ドレナージ術が行われます。症状がなくても、頭部受傷後は、早期の医師の診断を受けましょう。
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