by HIMAWARI
交通事故
血胸
★血胸とは
血胸とは、胸腔内に血液がたまった状態をいい、胸郭に相当大きな外力が作用した場合に見られる外傷です。交通事故や高所からの墜落、狭圧外傷、胸部打撲などによっても発生します。心・大血管損傷、肺損傷、胸壁血管損傷、肋間動静脈損傷などに伴ってみられ、胸部の刺創や切創に伴って見られることもあります。また、胸腔内に血液とともに空気がたまった状態を血気胸といいます。
★症状
血胸の症状としては、胸部外傷後の胸内苦悶、胸痛、呼吸困難、チアノーゼ、顔面蒼白、頻脈、四肢冷汗・冷感などがあります。また、大量血胸では、出血性ショックをきたし、血圧低下、意識障害、呼吸不全が現れます。
★治療
血胸の治療としては、胸腔内にたまった血液を排除するため、胸腔ドレナージを行います。また、時間あたりの胸腔内出血量を測定するとともに、輸血、輸液を中心とした適切な循環管理を行います。大量血胸の場合は、緊急開胸手術を行って出血を制御する必要もあります。出血性ショックの症状が現れたら、負傷者を仰向けにして下肢を高くし、血液が脳と心臓に少しでも多くめぐるようにします。受傷後は、救急車が到着するまでの間、体温が低下しないように毛布や衣類をかけて保温を図ることが大切です。
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