by HIMAWARI
交通事故
胸部大血管損傷
★胸部大血管損傷とは
胸部大血管損傷には、胸大動脈損傷、腕頭動脈損傷、総頸動脈損傷、鎖骨下動静脈損傷、肺動静脈損傷、上下の大静脈損傷などがあります。交通事故や高所からの墜落などの鈍的外傷によるもので起こることが多いです。鈍的外傷に基づく胸大動脈断裂の場合、放置しておくと10週間以内に90%が死亡するといわれています。
★症状
胸部大血管損傷による症状としては、胸痛、顔面蒼白、チアノーゼ、頻脈、頻呼吸、脈拍微弱、四肢の冷汗・冷感などがみられます。また血管損傷により血管内の血液が胸腔内あるいは縦隔内に流出して循環血液量が著しく減少することで出血性ショックが起こります。症状が進行すると意識障害や不整脈から心停止に至ります。
★治療
胸部大血管損傷と診断された場合は、直ちに緊急手術が行われます。手術は損傷部を縫合するか、損傷部を切断して人工血管による置換が行われます。
受傷直後、出血性ショックを起こしている場合は、負傷者を仰向けにして下肢を高くし、血液が脳や心臓に少しでもめぐるようにする必要があります。受傷後は、直ちに救急車を要請し、医療機関への搬送が必要です。
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