by HIMAWARI
交通事故
外傷性視神経症
★外傷性視神経症とは
外傷性視神経症とは、主に、眉毛部外側の打撲によって、視神経管で視神経が障害されることによる同側の視力・視野障害のことをいいます。多くは、外傷の衝撃による視神経管内での血管原生浮腫や循環障害が原因とされています。自動車やオートバイなどによる交通事故、高所からの墜落、前額面部の強打で起こることが多いです。
★症状
受傷側の著しい視力低下や、視野障害などの水平半盲(上半分が見えないなど)が起こります。鼻血を伴うこともあります。また重症の場合は、光覚を失うこともあります。受傷直後は意識障害やまぶたがはれて眼がふさがっているなどで、症状を自覚できない場合もあります。
★治療
受傷部位に骨折が認められた場合は、脳外科による観血的治療(視神経管開放手術)が必要になります。術後は薬物療法が併用されます。また、積極的薬物療法により一度回復した視機能が再度悪化する場合は、血腫が疑われるため、視神経管減圧術を行うこともあります。受傷部位に骨折が認められない場合は、視神経管内の視神経繊維の浮腫を軽減させる目的で、薬物療法が行われます。受傷後は、早期に眼科医の診断を受けましょう。
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