by HIMAWARI
交通事故
脾臓損傷
★脾臓損傷とは
脾臓とは、手のひらくらいの大きさの実質臓器のことです。脾臓は下部肋骨に囲まれているため、刺創や銃創によって損傷を受けることは少ないです。脾臓の損傷の多くは交通事故や転落事故が原因となって起こります。この場合の発生要因としては、肋骨骨折端による損傷、前方からの外力による圧挫などがあげられます。腹部の実質臓器の損傷の中では肝臓の損傷に次いで発生頻度が高いです。
★症状
脾臓の損傷自体による症状はほとんどみられません。左上腹部から左側胸部にかけての打撲痕、左横隔膜下にたまる血液の刺激による左肩痛、脾臓の内側に位置する胃粘膜の損傷による吐血などの間接的な症状・所見に加えて、出血性ショックによる血圧低下がみられることがあります。
★治療
輸液により血圧が安定すればCT検査を行い、造影剤が脾臓の外に漏れていないかを観察します。漏れていなければ安静と輸液・輸血を行っていき、経過を観察します。造影剤の漏れが確認されるときは、脾臓動脈塞栓術が行われます。大量輸液の投与によっても血圧が安定しない場合には緊急手術を行われます。
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